電子タバコ・ベイプの使い方~ボックスタイプ/ボックス型編~
様々な形状があるVAPE(ベイプ)、形によってニーズや性能が変わってきます。特にBOXタイプのVAPE(ベイプ)は、見た目もカッコ良く機能も充実しているので、初心者から上級者まで幅広いユーザーに人気があります。ここでは、そんなBOXタイプのVAPEについて、世界一売れたと言われているBOXタイプVAPEのスターターキット、Eleaf iStick Pico75Wを使用して説明をしていきます。
Contents
1.BOXタイプ/BOX型の基本知識
VAPE(ベイプ)の基本的な構造と名称
VAPE(ベイプ)とは、専用のデバイスを使いリキッドを加熱することにより、気化して発生した水蒸気を吸うという仕組みです。機種によって仕様が異なる部分はありますが、まずはBOXタイプ/BOX型の基本的な構造と部品・パーツの名称をご紹介します。
基本的なVAPE(ベイプ)の構造は、「アトマイザー」と「バッテリー」で構成されています。
アトマイザーとは、吸い口の「ドリップチップ」、リキッドを入れる「アトマイザータンク」、リキッドを水蒸気に変える「コイル」を総じた名称で、電力を供給するための「バッテリー」を組み合わせることで初めてVAPE(ベイプ)として機能します。
アトマイザーとバッテリーが分れているのが一般的ですが、近年ではアトマイザーとバッテリーが合体した一体型(オールインワン(AIO)タイプ)も多く販売されています。
バッテリーは、充電池が内蔵式のタイプと、外付けのタイプがあり、内蔵電池はメンテナンス・取扱いの簡単さがメリットですが、使用途中で充電切れをすると再充電をしないと使えないのと、充電池自体の寿命が来てしまうとバッテリーが使えなくなるという点がデメリットになるでしょう。充電池の外付けタイプですと、予備電池を持ち歩けば不意の電池切れでも安心です。
※外付け充電池には安価で高容量のものがネット通販等で販売されていますが、日本での基準に適していないものが多く、誤った使い方をすると事故につながる危険性があります。高容量の外付け電池を使う際は、必ずPSE認証が取れている商品なのか確認をして購入するようにしましょう。
■推奨バッテリーBLACK CELL(PSEマーク認証済み)
EFEST IMR18650充電池 3,000mAh 35A
では次に、VAPE(ベイプ)が水蒸気を発生させる仕組みを見てみましょう。
VAPE(ベイプ)で水蒸気が発生する仕組み
コイルを使ったアトマイザーを要する一般的なスターターキットの説明をします。
アトマイザータンクに入れられたフレーバーリキッドは、コイル内のコットンに染み込みます。バッテリーから供給された電気によりコイルを加熱することによって、コイルに接しているコットンに染み込んでいるフレーバーリキッドが蒸気化され、そのフレーバー付き水蒸気をドリップチップから吸いこみます。
リキッドは色々な種類のフレーバーが販売されておりますので、自分のお好みの味でVAPE(ベイプ)を楽しむことができます。
またVAPEは、使用するコイル(の抵抗値)やバッテリーのモード、出力設定を変えることにより、煙量重視で「爆煙」を楽しんだり、フレーバー重視で味わいを楽しんだりすることもできます。使用する機器、設定の組み合わせによって様々な楽しみが出来るのがVAPEの醍醐味と言えるでしょう。
※爆煙でVAPE(ベイプ)を楽しむ際には、安全面での最低限の知識を身に着け、TPOをわきまえ周囲の方へご配慮ください。
2.事前準備をする
充電をする
バッテリーには「電池内蔵タイプ」と「電池交換タイプ」があります。 ほとんどの機種がmicroUSBケーブルを本体に差し込むことにより、手軽に充電することがが出来ます。外付けタイプの充電池は、充電池専用の充電器のご利用を推奨します。(
XTAR バッテリーチャージャー1本用(MC1))
直接本体にmicroUSBケーブルを挿して充電する際は、給電側の出力にもご注意ください。通常1A(アンペア)対応が一般的ですが、最近では2A(アンペア)対応の急速充電モデルもあります。誤った規格で充電をすると故障の原因になりますので取扱説明書などをよく読んで使用して下さい。
VAPEはサイズも小さめコンパクトですが、電化製品ですので電池にも寿命があります。
電池交換タイプは、本体が大きめで電池自体の取り扱いにも注意が必要ですが、電池だけを交換すれば長く使うことができます。
リキッドを入れる
リキッドは「アトマイザータンク」に注入します。
上からリキッドを入れるタイプや下からリキッドを入れるタイプがあります。
どちらもアトマイザータンク中央の穴にはリキッドが入らないように注意してください。
アトマイザータンク中央の穴は空気(水蒸気)の出口になりますので、リキッドが入ってしまうと水蒸気とリキッドの原液を吸いこむことになります。また故障や液漏れにも繋がりますのでリキッドを入れる際は注意が必要です。
※リキッドの詳しい注入口はお持ちのVAPEの取扱説明書でご確認ください。
新しいコイルに取り替えた際は、アトマイザーにリキッドを注入した後、リキッド液がコイルに充分に染み込むまでアトマイザーを立てて5分~10分ほど放置してください。
新品のコイルはコットン(綿)が乾いており、リキッドが充分にコットンに染み込まないとコイル自体が加熱により焦げてしまい使用できなくなります。
いよいよ準備が完了したら、実際にVAPE(ベイプ)を吸ってみましょう。
3.実際に吸ってみる
バッテリーとアトマイザーを接続したら、ボタンを押して吸ってみましょう。
一般的なVAPE(ベイプ)の使い方はボタンを5回素早く押すと電源ON/OFF、吸う時はボタンを押しながら吸います。
使い方は機種によってボタンの位置や、押す回数など異なる場合がありますので、取扱説明でご確認ください。
VAPE(ベイプ)の吸い方のコツは、ゆっくりと息を吸い込み、水蒸気のフレーバーを味わいながらゆっくりと吐き出します。
はじめての方は水蒸気でむせることが多いので、出力を低め(10W~20W)に設定し少量の息をゆっくり吸い込むように気を付けましょう。慣れてきたら徐々に出力を上げていき、お好みの設定を探してみて下さい。設定を上げ過ぎてしまうと、コイルを焦がしてしまう事がありますのでご注意ください。
爆煙を楽しむ場合は、躊躇せず勢いよく一気に肺に吸いこむように吸ってください、コツは深呼吸をするようなイメージで水蒸気を吸いこみましょう。
VAPEは個人によって好みやニーズが異なります、色々な種類のデバイスやリキッドを試しながらVAPEを楽しんでみてはいかがでしょうか?
BOXタイプ/BOX型 おすすめスターターキッド
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初代Pico 75WのDNAを受け継ぐPico Plusは、Picoらしいデザインを残しつつ、アトマイザーは510 スレッド規格で幅広サイズの25mmまで対応し、0.001秒の超高速加熱にも対応しています!