MODの正しいメンテナンスとは?知っておくべきベイプの洗浄方法
VAPE初心者なら、正しいメンテナンス方法を詳しく知りたいですよね。大切なVAPEを長く使うためには、洗浄などの正しいメンテナンス方法を知っておくべきでしょう。 今回の記事では、メンテナンスの必要性や洗浄するべきパーツとタイミング、洗浄時の注意点や洗浄方法などを説明します。さらに、メンテナンスが苦手な人のために、洗浄不要のVAPEや洗浄サービスを行っているVAPE専門店についても紹介するので、最後まで必見ですよ。
Contents
洗浄するべきVAPEのパーツと必要性
VAPEのメンテナンスといえば、基本的に噴霧器であるアトマイザーを定期洗浄することです。「そもそも洗浄するほど綺麗に保つ必要があるのか?」と疑問に思う人も少なくありませんが、アトマイザーのメンテナンスはVAPEユーザーにとって「必須」と言っていいほど重要なものです。VAPEのリキッドには安全性の高いVG(植物性グリセリン)が使用されていて、濃い蒸気を発生させるのに役立ちます。しかし、VGが付着している部分は雑菌が繁殖しやすく、定期的な洗浄をしなければなりません。また、アトマイザーはリキッドを入れる部分であるため、汚れや焦げが付着しやすいパーツです。洗浄を怠ると煙がうまく発生せず煙量が減ったり、リキッドに雑味が混ざってフレーバーを損ねたりします。最悪の場合、VAPE本体の寿命を縮めることもあるので注意が必要です。
VAPEを洗浄するタイミング
VAPEをどのくらいのペースで洗浄するかは使用状況で異なります。しかし、各メーカーとも定期的な洗浄をおすすめしているので、使用回数が少なくてもメンテナンスをしない期間が長くならないようにしてください。基本的にはコイル交換をするたびにアトマイザーも洗浄するのが理想です。しかし、まめに洗浄するのが煩わしい人はメンテナンスをさぼってしまいがちですよね。それでも、VAPEの味が変わってきたと感じたときや、煙が乾いているように感じたときには洗浄したほうがよいでしょう。初心者のうちはVAPEの細かな変化に気づきにくいため、使用状況に応じて洗浄しておくのが無難です。水やお湯を使った洗浄を週に1回、エタノール洗浄や超音波洗浄は2週間~20日程度に1回行うのを目安にしてください。
VAPEを洗浄する際の注意点
VAPEはデリケートな機械なので、メンテナンスを怠れば故障もしやすくなります。定期的なメンテナンスをすれば性能を長く維持できますが、間違ったやり方で洗浄すると故障の原因になりかねません。ここでは、VAPEのメンテナンスにおいて、分解したときのパーツの取り扱い方、洗浄するべき部分と適切な水温、パーツを取り付けるときの注意点を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
1.パーツの取り扱いや水温に気を配る
VAPEのパーツの中で洗浄できるのは基本的にアトマイザーだけです。それ以外の部分は水で丸洗いをしてはいけません。VAPEの多くは防水加工がなされていないので、分解した各パーツに水気やエタノールがつかないよう注意してください。防水対応のVAPEもありますが、メンテナンス前に自分のVAPEの構造や特性を十分に理解しておくことで故障を防げます。本体部分であるバッテリー(MOD)とアトマイザーの接合部分に水やリキッドが付着したまま組み立てるとショートする危険性があります。洗浄中はもちろんですが、組み立てるときにも液体が付着していないか確認しましょう。パーツをしっかり乾燥させておけばショートが起こる心配はありません。ほかにも、アトマイザーにはゴムでできたリングやガラス製のタンクなどの非金属パーツがあります。衛生面を考えると、これらのパーツも煮沸消毒をするべきですが、変形や変性を引き起こす可能性があるので、熱湯に長時間さらすことがないよう注意しましょう。
2.パーツの取り付け方法に注意する
VAPEのパーツを組み立てる際は、ゆるみがないようしっかり取り付けましょう。ただし、ネジの締めすぎには注意してください。コイルユニットやアトマイザー、台座となるベース、MODとの接合部分など、VAPEには小さなネジが多く、締め込み過ぎるとネジ山が潰れる恐れがあります。ネジを破損すると、分解もしくは組み立てができなくなるので、パーツ交換か最悪の場合は本体ごと買い替えなければなりません。また、煮沸消毒などで熱湯洗浄をした場合、金属部分が膨張していることがあります。そのまま無理にはめ込むとアトマイザーを破損するので、必ず冷めてから組み立ててください。アトマイザーがガラス製だと、煮沸消毒の際に変形してしまうケースがあります。見た目にわからなくても、金属パーツとのかみ合わせが悪くなったら変形している可能性があるので、無理に取り付けずにアトマイザーを新調すべきです。
VAPEの洗浄方法とは?
VAPEの洗浄方法には、水やお湯で洗浄する方法、エタノールを使用する方法、超音波洗浄機を使用する方法の3つがあります。ここから、それぞれの洗浄方法について、効果や利点、洗浄の手順などを具体的に説明していきます。洗浄に不慣れな人も、メンテナンス上級者も、基本となるやり方をもう一度確認しておいてくださいね。
1.水・お湯を使用して洗浄する方法
水やお湯を使った洗浄は、別途購入すべきものもないので、VAPEのアトマイザーを最も手軽に手入れする方法といえます。特別な薬剤や器具を必要としないため、簡単に洗浄できる反面、水やお湯だけだと殺菌効果はほとんどありません。しかし、定期的に行って清潔さを保てば、雑菌の繁殖を抑える効果はあります。洗面台などで蛇口の水をアトマイザーに直接当てて洗う人もいますが、小さなパーツを流してしまう恐れがあるので、洗面器やボウルの中で洗浄したほうが安心です。また、ザルを使用するのも便利なのでおすすめです。まず、MODとアトマイザーを分離し、分解したアトマイザーの各パーツを洗浄していきます。以下の項で具体的な手順を解説します。
1-1.MODとアトマイザーを分離させる
はじめに、バッテリー部分であるMODとアトマイザーを分離します。このとき、MODをはずそうとして回転させると、アトマイザーのタンクとベースの接続部分のほうが緩んでリキッドが漏れてしまうことがあるので、しっかりとベースを持って回転させてください。MODをはずした後、さらにアトマイザーを各パーツに分解してから洗浄するのですが、いくつか注意点があります。MODからアトマイザーを取りはずそうとしても、固すぎてネジが回らないときがあります。こんな場合は、潤滑剤の「ラスペネ」をかけてしばらく放置し、ペンチやプライヤーなどの工具を使って丁寧にネジを回せばたいていはずせます。パーツに傷をつけたくなければ、養生テープなどを巻いてトップキャップやアトマイザーを保護した状態で行ってください。また、100円ショップなどで売っている、手の平にゴムがついている軍手を使うと開けやすいです。パーツを分解するうえで、Oリング(ゴムパッキン部分)も簡単に取りはずしが可能ならこの段階ではずしておきます。もしはずしにくいようなら、破損させる恐れがあるので無理にはずさなくてもよいです。
1-2.アトマイザーを分解する
VAPEの種類によりますが、例えばBOXタイプのアトマイザーは、台座となるベースのほか、コイルユニット、リキッドを入れるタンク、トップキャップ、ドリップチップ(吸い口)に分解することが可能です。基本的にアトマイザーのすべてのパーツを水洗いできますが、コイルユニットの洗浄は注意が必要です。コイルユニットは主にカンタル線やニクロム線が使用されていて、特にカンタル線はさびやすいので水分がついたままにしてはいけません。自信がないならコイルユニットの洗浄は避けたほうが無難です。
また、アトマイザーを分解するとき、ネジが固くてうまくはずせないことがあります。その場合は、マルチファンクションピンセットなどの工具を使って、アトマイザーに負担をかけないように分解してください。アトマイザーのネジ部分以外をピンセットで固定し、まんべんなく力がかかるように意識しながらゆっくりひねると開けられます。乾いた布やゴム手袋などを用いて、広範囲に摩擦がかかるようにしながら回してみるのも一つの手です。
1-3.アトマイザーのタンクや吸い口を洗浄する
アトマイザーのタンクやドリップチップを洗浄するには、次のやり方に従うとスムーズに行えます。まず、洗面器やボウルなどにぬるま湯を張り、タンクを沈めながら内部のリキッドをしっかりと洗い落とします。アトマイザーのエアフロー(空気穴)部分は、柔らかい歯ブラシなどを使って洗浄してください。ほかのパーツも順次、必要ならブラシなどを使用して丁寧に汚れを洗い落としていきましょう。ドリップチップの汚れが落ちにくい場合は、スポンジと中性洗剤でやさしくこすってみるのがおすすめです。硬いスポンジで強くこすると、ドリップチップの表面がはがれることがあります。
1-4.コイルを乾拭きする
コイルの水洗いはできないことはないですが、さびを発生させる恐れが高いためおすすめはできません。したがって、乾拭きして手入れをするのが無難です。乾いた紙や布を使って、コイルに付着したリキッドを拭き取ってください。内側のネジ部分に付いているリキッドも拭き取ることで、液漏れを防ぎやすくなります。コイルはとてもデリケートなパーツで、水がしみこむと水蒸気が発生しなくなるなど、アトマイザーの故障の原因になりやすい部品です。水洗いを避けるだけでなく、水気の多いところにコイルを置かないよう細心の注意を払いましょう。
コイルの手入れをしていても、劣化すればリキッドを美味しく味わえなくなります。コイルユニットは1~2週間前後で交換したほうが、よりVAPEの味わいをキープできるのでおすすめです。使用頻度が低ければ2~3週間に1度の交換でもよいですし、PGの割合が高い(粘度の低い)リキッドを使用している場合は、1カ月以上同じコイルユニットを使用することもあります。アトマイザーを洗浄するタイミングでコイルを交換するのも一つの目安としてもいいでしょう。
1-5.お湯や熱湯で殺菌・消毒をする
VAPEリキッドに使用されているVG(植物性グリセリン)は、医薬品や化粧品、食品の添加物として使用される安全性の高い成分です。そのため、雑菌も繁殖しやすい欠点があるので、洗浄の仕上げには殺菌消毒を行いましょう。殺菌消毒は、65度程度のお湯に30分間つけるか、熱湯で15分間ほど煮沸消毒します。大半の病原菌には65度のお湯でも十分殺菌効果が得られるので、あえて煮沸消毒をしなくても大丈夫です。また、煮沸消毒の際、ガラスの変形が気になりますが、ガラス製アトマイザーの多くはパイレックスガラスという耐熱ガラスを採用しています。基本的には煮沸消毒しても問題ありませんが、アトマイザーが耐えうる温度を事前に確認しておいたほうが、思わぬ破損を避けられるので安心です。
1-6.アトマイザーを乾燥させてMODに取り付ける
アトマイザーを洗浄して殺菌消毒まで済んだら、元通りに組み立てます。ただし、パーツをはめなおす前に、水気が完全になくなるまでしっかりと乾かすことが必要です。各パーツを自然乾燥させるのが基本ですが、エアフロー(空気穴)やアトマイザータンクの内部に水分が残っていることがあります。そのときはティッシュペーパーでこよりを作って差し込むなどして吸収させるのがおすすめです。特にベース部分は通電装置でもあるため、入念に乾燥させてください。また、煮沸消毒をしたパーツは熱で膨張しているので、温度が下がるまで待つことが大切です。すべてのパーツの乾燥を確認したら、リキッドを補充して組み立てます。このとき、MODとの接合部分に水滴がついていないか再度確認し、ネジの締めすぎにも注意しましょう。
2.エタノールを使用する洗浄方法
エタノールとはいわゆるアルコールで、主に殺菌・消毒の用途として幅広く使われています。無水エタノール(エタノール濃度ほぼ100%)をはじめ、用途に合わせてさまざまな濃度で使用されている揮発性の高い無色の液体です。中でも消毒用の70%エタノールは殺菌作用が非常に高いので、VAPEの洗浄に適しています。ドラッグストアで購入できるため、入手するのにも苦労しません。70%エタノールは無水エタノールよりも殺菌効果が高いうえに、水分が30%含まれていて引火性が低く、安全で使いやすい薬剤といえます。
エタノールを使ったVAPEの洗浄方法は、水やお湯を使う方法とほぼ同じようにまずパーツを分解します。MODと分離したアトマイザーをさらに分解し、密閉できる容器にエタノールを入れ、各パーツを漬けます。リキッドが多く付着している場合は、事前に水洗いをしておくと効果的です。パーツを入れて蓋をしたら、容器を軽く転がすように揺すります。強くやりすぎるとパーツを破損させることがあるので、丁寧に行いましょう。1~2分程度洗浄したらパーツを取り出してエタノールを拭き取り、しっかりと乾燥させれば完了です。
3.超音波洗浄機を使用する洗浄方法
超音波洗浄機は眼鏡や貴金属の洗浄に使用される機械ですが、VAPEの洗浄でも威力を発揮します。3000円~5000円ほどの手頃な値段で手に入れられるので、初期費用をかけてでも手軽に洗浄したい人にはおすすめです。超音波洗浄機で洗浄する方法はとても簡単で、アトマイザーを各パーツに分解したら、軽く水洗いして超音波洗浄機の中に入れて洗浄するだけです。1回の洗浄で汚れが落ちなかったら、何度か洗浄を繰り返してください。きれいになったパーツを取り出して、再度水で軽く洗い、水分を拭き取ってしっかり乾燥させましょう。
高い洗浄効果を得るために、超音波洗浄機に水の代わりにエタノールを使用する方法を紹介している人もいます。確かに汚れはよく落ちますが、超音波洗浄機に直接エタノールを入れて使用すると、発火する恐れがあって大変危険です。水の代わりにエタノールを使用する場合は、先に超音波洗浄機に水を張り、その中にパーツとエタノールが入った瓶などの容器をそのまま入れてください。このように、間接的に超音波洗浄を行えば安全です。
手軽さやコストから見たおすすめの洗浄方法
洗浄方法はいくつかあることを紹介しましたが、すべてを行うのはやはり大変です。どれか1つだけ選ぶとしたら、どの方法がよいでしょうか。水やお湯を使った洗浄は、1週間に1度と頻度は高くなりますが、特別な器具や洗浄剤も不要なので、最も手軽にできて習慣化しやすいやり方です。エタノールを使った洗浄は、殺菌効果が高く2~3週間に1度で済みますが、ランニングコストとしてエタノールの購入費用がかかります。超音波洗浄機での洗浄も、2~3週間に1度の頻度で水のみで細部まで洗浄できるメリットがありますが、洗浄機を購入しなければなりません。コスト面や手軽さを考えると、一番のおすすめは水やお湯を使った洗浄といえるでしょう。
洗浄不要のVAPEや加熱式タバコもおすすめ
VAPEを洗浄するには、必ず分解するなどの手間がかかります。機械が苦手な人ならメンテナンスが面倒だと感じるのも無理のないことです。メンテナンスをしたくなければ、洗浄不要のカートリッジ式VAPEや加熱式タバコも検討するのをおすすめします。ここでは、気楽に使えて人気があるメンテナンスフリーの機種を紹介します。
1COOL BLACK2200(クールブラック)スターターキット
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簡単操作でメンテナンスフリーの「COOL BLACK 2200(クールブラック)」は、強烈な爽快感を求めている人におすすめのVAPEです。 喉にガツン!とくるキック感が味わえる「ホットショット」と「最強メンソール」による爽快な刺激が特徴で、リキッドは日本で作られているので安心して利用できます。また、交換カートリッジ1個につき約2200回吸うことができ、これは紙巻きタバコに換算すると約10箱分に相当します。また、スターターキット本体や交換カートリッジの価格も安いので、コストパフォーマンスに優れているという点もこの製品の大きな魅力だといえるでしょう。
洗浄・メンテナンス無料のVAPE専門店「vape studio」
VAPEのメンテナンスがわずらわしくて困っている人や、メンテナンスフリーのVAPEを探している人におすすめなのが、電子タバコ・VAPE専門店「vape studio」です。「vape studio」では、コイルのセッティングやアトマイザー洗浄等のメンテナンスを無料サービスとして行っています。 週に1回立ち寄って、リキッドやコイルなどを買うついでにメンテナンスまでしてもらえれば大助かりですよね。VAPE専門店ですから品ぞろえが豊富で、メンテナンスフリーの加熱式タバコも取り扱っています。最新機種の体験や、購入時の10%ポイント還元など、うれしい特典もあるのが魅力です。
VAPEの洗浄方法は主に3つ!専門店での無料メンテナンスもおすすめ
VAPEの洗浄方法には、エタノールや超音波洗浄機を使用して本格的に洗浄する方法もありますが、コストがかかってしまうのがネックですよね。お金をかけないで手軽に洗浄をするなら、水やお湯を使用する洗浄方法が最もおすすめです。しかし、メンテナンスが面倒だと感じる人は、VAPE専門店「vape studio」でメンテナンスフリーの機種をチェックしたり、ユーザー向けの無料メンテナンスを利用したりしてみるのはいかがでしょうか。