電子タバコは発がん性物質を含む?安全性について
厚生労働省研究班の分析
2014年11月に厚生労働省研究班が電子タバコが健康に悪影響を与える可能性があることを示唆いたしました。
電子タバコからの発がん性物質(ホルムアルデヒド) が発生したというレポートで、中には紙巻きたばこの10倍以上のホルムアルデヒドが検出されたというレポートです。(TBS NEWS「『電子たばこ』から発がん性物質 厚労省研究班が分析」27日23:05引用)。
紙巻きタバコの煙には4000種類の化学物質が含まれています。
そのうち200種類以上がニコチン、タールその他の発癌性物質です(日本医師会HPQ&A「たばこの害」を引用)。
従来のタバコの煙に含まれる200種以上の発がん性物質と「電子タバコ」の蒸気から検出されたホルムアルデヒドやアセトアルデヒドなど数種類の発がん性物質を比較した場合、健康に与える影響について今後の検査、臨床データの蓄積が待たれます。
「VAPE STUDIO」は今回の厚生労働省のレポートは粗悪な電子タバコが市場から排除されるという点では望ましい事だと考えています。今後とも、皆様が安全に商品をお使いいただけるように努めてまいります。
厚労省・厚生科学審議会(たばこの健康影響評価専門委員会)が公表した有害成分結果に対する安全性
(1)電子タバコのVAPEリキッドについて、弊社は業務提携しています電子タバコ製造メーカー・LIBERTY FLITGHTS(リバティフライツ)社を通じて専門医の意見を聞いていただきました。
その結果、日本の研究(外部研究)について、心臓専門医のDr Konstantinos Farsalinosから次のようなコメントをいただいております。
尚、Dr Farsalinos専門医はベルギーのルーベン市にあるルーベン大学・大学病院ガストゥイスベルクに所属しています。2010年より新しいイメージング技術を使用して、喫煙の影響による無症候性心機能障害を研究しています。
「電子タバコに含まれるホルムアルデヒドについてメディアが報道していますが、その情報は正確さを欠くと思われます。日本のグループの研究結果では、電子タバコの蒸気に含まれるホルムアルデヒドは、平均4.2μg/m3で、最大35μg/m3です。
従来のタバコの煙に含まれるホルムアルデヒドが、200μg/m3であることを考えると、電子タバコの使用者の方が6~50倍も従来のタバコよりも低い量であるのは明白です。
加えて、従来のタバコに含まれている、強力な発がん性物質である、ニトロソアミンと芳香族性炭化水素の量は、電子タバコに入っている量の1000倍です。我々は、電子タバコについて誤解を招いたり、間違った情報を与えたりしないように、適切な情報を喫煙者に伝える義務があります。」
(2)ECITA(英国・電子タバコ工業貿易協会)が、電子タバコから電子送達システムを使って得た蒸気の有害成分(ENDS)と米国ブランドタバコからの主流煙の有害成分(FFKS)の分析結果を比較して公表しています(表1および図1を参照)。
この表からも対象としている有害成分ホルムアルデヒドはENDSでは10.9μg/m3であるのに対してFFKSでは116μg/m3です。電子タバコのほうが1/10も低い量です。アセトアルデヒドではENDSでは20.7μg/m3であるのに対してFFKSでは2282μg/m3です。電子タバコのほうが1/100も低い量です。アクロレインについてもENDSでは3.04μg/m3であるのに対してFFKSでは231μg/m3です。電子タバコのほうが1/77も低い量です。
LIVERTY FLITGHTS(リバティフライツ)社の電子タバコはこのような安全性データに基づいて製造しております。
今次の日本の厚労省・厚生科学審議会(たばこの健康影響評価専門委員会)が公表した結果についてはこれまでのLF社およびECITAの資料などを見直しつつ、今後さらに検討して安全性について一層留意してゆく所存です。